ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される北アメリカ原産の落葉性あるいは常緑性の低木果樹です。
古くから北アメリカ先住民族により利用されていましたが、果樹として一般化したのは1920年頃になるようです。
1620年、アメリカ建国の粗となるヨーロッパからの移住者が、冬の寒さと飢え、病気から命を守ることが出来たのは、アメリカ先住民から分けてもらった自生しているブルーベリーのドライフルーツやシロップのおかげと言われています。
それゆえブルーベリーを「命の恩人」と言う所以です。
それ以降、先住民と移住者の交流が深まり採取方法、食べ方などを教わったらしい。
野生ブルーベリーの採取は、その頃の家族の楽しみでしたが、南北戦争が始まり、果実は軍に供給され、また缶詰が製造されるようになるとブルーベリーは商品として流通するようになったため、勝手に採取できなくなりました。その後、野生種ブルーベリーの品種改良が進み、栽培ブルーベリー(生食用)が誕生しました。
栽培ができて果実を生食できるブルーベリーは、ハイブッシュ系とラビットアイ系だけです。
ローブッシュ系は野生種(ワイルドブルーベリー)であり、一般に栽培されていません。
生食としてではなく加工品として流通しています。
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